非常事態宣言も4度目と

非常事態宣言も4度目となれば受けともめる側にも変化があります。様々な立場や考え方により素直に従う方ばかりではなくなっています。ニュースを見れば酒類を主に営業されている方々に行政に従わぬ声が聞かれます。飲酒を感染の大きなリスクとする考えは説得力がありますが、それを受け入れ難いとする立場もあります。しかしそんな飲酒を主流とする店を覗いてみれば、会食時のマスク着用はほとんど見かけません。一旦酒類や料理が配膳されればそれよりずっと飲食中となりマスクを外し会話が盛り上がっています。のべつ幕なしにグラスや箸を口に運ぶのではなく、会話の合間に口にしていたとすれば当然運ばれていない時はマスクを着用すべきであります。いわゆるマスク飲食であります。神奈川県ではこれを強く推奨していましたがどれぐらい普及していたでしょう。
こんな実情であれば感染拡大のおおきな要因と指摘されるのも無理からぬ事です。もしマスク飲食が飲食店における基本的マナーとして普及していれば今回の様な酒類販売中止とはならなかったかもしれません。さらに行政からそんな要請があったとしてもそれに抗うカードになったかもしれません。
店の業態により、飲酒の比重の差により酒類販売中止のダメージが異なり、私の店のように深刻ではないので言える事かもしれませんが、店側がイニシアブを取ってお客様に積極的に感染拡大防止のマナーをお願いすべきと考えます。気後れせずにまた上から目線ではなく、拒否されればそれを説得できる言葉を用意し、不断の決意をもって臨むべきでしょう。