台湾客家料理 新竹@御徒町

台湾料理屋さんを探したところ御徒町に台湾の客家(ハッカ)料理の店をみつけました。
客家とは元々黄河周辺にいた漢民族が戦乱を避けて揚子江以南に移動してきた人々だそうです。時期的には春秋戦国の終わり頃からですがそれ以降も大きな動乱の度に移動が行われたそうです。そして移住した土地に定住してもその集団の帰属意識は守られそれがなん百年も保ち続けているそうです。近世にいたっては国外にも移住する人々も多く華橋のほとんどは客家だそうです。人口は世界で1億二千万にも上るそうで有名人では中国の孫文、鄧小平、台湾の李登輝、シンガポールのリー.クアンユー、などそうそうたる顔ぶれです。台湾では人口の1割は客家といわれています。
現在の中国では民族構成の圧倒的多数は漢民族となっていますが、度々の異民族王朝に支配された歴史をかんがえるならばかなりの比率で異民族からの混入があります。それを考えてみれば黄河文明の担い手の末裔である客家人こそ純粋な漢民族と言えるかもしれません。
そんな台湾の客家料理とはいかなる物か興味が湧きます。今回いただいたのは「客家豆腐」なる一皿。どこが客家風か店の方に聞けば豆豉（トウチ）を使ったところがだそうです。
メニューを見れば客家丼なるものがあります。次はこれをいただき客家料理に迫ろうかと考えております。