下目黒日録　5月11日

　かつて西新宿の白竜にトマト湯麺を食べに足繁く通いました。今は旧店舗の近くにライブハウスのような佇まいの白竜館が続いていますが以前のように気楽に立ち寄れるお店ではなくなりました。こちらの白竜トマト館は今は亡き創業者の妹さんが経営されています。
　今日は妻と娘と連れ立って晩御飯にうかがいました。
　西新宿のお店と比べてあらゆる点で上品に出来上がってがっています。外装も大なトマトの看板が洒落ています。中は一階がカウンター席のオープンキッチン。二階がテーブル席で、全部で30席はあるようです。全体に中華系らしくない佇まいです。
　トマトチャーシュー麺を注文しましたが、トマトの皮はきれいに剥かれています。新宿の店ではこんなひと手間はなかったようです。色々な料理を見ても、小綺麗にまとめられています。それはそれでけっこうですが、段々とかつての白竜らしさが薄くなっている気がします。
　しかしそれはこちらの勝手な期待なのでしょう。料理はどれも美味しいのでまた来ようと思っております。