下目黒日録　4月27日

　豚肉が品薄だそうです。肉屋さんの話では病気が蔓延し大量死があったそうです。その為次世代が出荷できるよう成長するまで暫くの間値段が上がります。時々こんな事もあります。
　飲食店、なかでもお寿司屋などは堂々と時価と値段書きを貼り出していますが我々が同じ事をすれば顰蹙ものです。世の中の商品が全て時価だとおっしゃる方もいますが、そうかもしれません。
　先日オバマ大統領が来日、日米の懸案事項の多くが前進しました。しかし共同声明を出すに至るには幾つかの障害があったようです。その中のひとつがの豚肉の関税問題であったのは驚きでした。どんな解決困難な問題か、日本の国民のどれぐらいの方の生活を脅かす問題かと思っていましたが。畜産農家の経営を脅かすかもしれませんが、それは政府の財政支出で補えないのでしょうか。
　海外から安く良質の豚肉が入って来る事は、畜産農家以外の、圧倒的多数の消費者にとっての利益には繋がるのでは。
　私的には輸入品を使う考えはありませんが、安全で安価な輸入豚肉が国内市場にでまわれば、国産品の価格も低くなると思います。とくにこの豚の大量死などあるとダメージは軽く済むのではないでしょうか。