下目黒日録　1月11日

　
　久しぶりに活劇を封切館で、007スカイフォールを観てまいりました。
　007シリーズはずいぶんと昔からの馴染みです。映画の誕生から50周年とタイトルにありました。やはり一番それらしいボンド役はショーンコネリーだろうと思いますが、現役もなかなか良いですね。
　冷戦終了以降この手の活劇は敵の設定が難しくなってきているようです。今回は元MI6のメンバーがかつての上司であるMを標的にしテロを仕掛けてきます。すこし相手として小粒かなとは思われますがボンドもそこそこ追い詰められます。
　このシリーズの前々回からボンドの上司のM役におばさん女優のジュディデンヂがあたっています。日本で言えば赤城春恵のような人でしょうか。お屋敷のメイド頭のような役柄が似合いそうですが、諜報機関の管理職を演じております。去年観た「ジェーンエア」ではまさにメイド頭役を渋く演じていました。
　けっこう大胆な配役ですが面白いと思いました。また前回よりさらに存在感を増しており、なんと敵が狙う最終標的となっています。そんな事を考えあわせていくならば今回のボンドガールはジュディデンヂと言うことになるのでしょう。007シリーズきっての異色作かもしれません。
　楽しかったです。