下目黒日録　1月1日

　明けましておめでとうございます。
　今年も元旦から営業です。私を含め有志四人で昼間だけ店を開けます。例年いそがしくなります。今回は移転後初めてのお正月ですがいつもと変わらぬ出足です。馴染みのお客様と時々言葉を交わしながら、穏やかに仕事始めです。
　夜は仕事がないので家で寛いでいました。そこへ上海から懐かしい李さんから新年の挨拶の電話がありました。
　李さんが帰国してもう八年になるでしょう。かづ屋に七年ほど勤めその間スタッフの中では頼りになるリーダーの役割を担っておりました。それは中国人スタッフだけに止まらず日本人の従業員をも含め彼の采配を受けていました。いわば私の片腕的な存在であったと言えます。
　帰国した後も交流は続き、上海に購入した立派なマンションにも伺ったこともあります。かづ屋で働いたお金を元に買ったと言われ嬉しくなったところです。
　ここ数年特に外交関係が悪化している日中間ですが、今夜のように李さんと話しをすると行きたくなります。
　決めました。今年は必ずしも上海に行きます。