下目黒日録　5月2日

　近くのラーメン屋さんで思った事。
　やはりスープがぬるいと頂けませんね。いわゆる魚介トンコツを注文しましたがそんな物が出てきてしまいました。
　近ごろの傾向として麺は出来るだけ固めに揚げてきます。そこでこんな温度の低いスープに入れられていると、いつまでたっても麺が食べ頃になりません。スープ内で若干伸びる事を想定し固めに揚げますが、その辺りの意識が抜け落ちているのでしょう。また、ポソポソとした麺の食感はゆで湯が汚れているのでしょう。湯で時間は設定されているのでしょうがお湯の状態を考えなくては想定した湯で上がりにはならないと思います。
　今回でこの店も三回目の利用となります。以前の二回は店の御主人に調理して頂きました。その時は麺が美味しく感じられました。今日はあいにく従業員だけで営業している時間帯でした。同じ仕込みの食材で決められたレシピで作ってはいるのでしょうが、出来上がった物は格段の差があるようです。
　しかしこの辺りの問題は他人事では無いでしょう。我が店においても作り手によりクオリティの違いを指摘された事はあります。以前よりは少なくはなっていますが油断はできません。