下町食堂トキワ　ウィンブル丼

　ウィンブル丼とは何枚か重ねて揚げたハムカツを載せたハヤシライスです。テニスのウィンブルドン杯に出場していた伊達公子選手の「公」がハムと見えたのでこんな名前を付けたそうです。
　深夜番組でこんなトホホな名前の丼が紹介されていました。場所は勝鬨橋のたもとの昔ながらの洋食屋さん。今日は合羽橋商店街に買い物があり、その道すがら昼食に立ち寄って見ました。
　無理やりこじつけたネーミングに、ウマヘタ調のセンスを感じたのですが、単に変わった名前だけでは評判にはならないはずです。確かにいただいた丼は美味しい逸品に仕上がっていました。まず洋食屋さんにとって絶対条件であるご飯がしっかり炊けていました。次にハムカツの揚げきりが良く、しつこくありません。さらにデミグラスソースに確かな技を感じました。名前で遊んだだけでなく、味でもお客様を満足させていると思われます。
　こんな言葉遊びをするのも下町的な気さくさだろうと考える人はいるでしょう。しかしさらに穿った見方をするならば、店舗が自前な気安さかなと想像してしまいます。さらに家族経営であればさらに自由かと考えてしまいました。
　勝手な推測でスミマセン。ごちそうさまでした。
下町食堂　トキワ