下目黒日録　3月2日

　青空文庫は著作権切れの文学作品をインターネットに公開し無料で閲覧できるサイトです。
　先日映画でレ・ミゼラブルを観て、作品に興味が湧きその周辺を探っていました。作品そのものを読めば良いのでしょうが、その質量に腰が退けていました。
　たぶん青空文庫にもあるはずと検索すると確かに有りました。作品に引き込まれるのが怖かったのですが少し読んでみることにしました。そして案の定あっという間にレ・ミゼラブルの世界に引き込まれて仕舞いました。
　恐ろしいことに一巻が800ページ以上ありそれが6巻ほどあるでしょうか。読み始めはジャンバルジャンに銀の燭台を渡す司教の話です。それがすでに150ページも続いています。ジャンバルジャンが出てくる気配もありません。先が思いやられますがこの作品には読むほどに引き込まれる世界があります。なるほどフランスの国民文学と言われる由縁を感じているところです。