下目黒日録　１２月１４日

　西荻窪の師匠のもとにお歳暮を持っていきました。
　久々にお会いすることもそうですが、ラーメンをごちそうになるのも楽しみなことです。
　いつも頂くのはその時々の変わりメニューで今日はもやしラーメンでした。いわゆるタンメンではありません。もやしは細いタイプを軽くフライパンで煽ってあります、そのあたりがポイントかと考えます。
　いつもそうなんですが師匠の作り出す料理にはどれも端正な表情があります。今日のラーメンはスープともやしの淡い色合いが落ち着いた調和を見せてくれています。同じように味わいも、しっかりと旨味のあるスープと軽い歯ごたえのもやしがお互いを引き立てあっています。やさしく奥深い逸品です。
　こんなラーメンを刺激の強い食べ物ばかり食べている方にぜひとも進めたいとおもいます。きっと新しい味覚に目覚めることでしょう。