下目黒日録　１２月１０日

　選挙戦の真っ盛りです。
　解散総選挙の天下の宝刀を使ってみせた野田総理は男を上げたと評価する人もちらほら。
　さりとて民主党の敗北は決定的だそうです。
　ここ東京５区では民主党から手塚よしおさんが出ておられます。一度お店にてお会いしたことがあります。非常に好感度の高いお人柄でした。
　方や自民党からは若宮けんじさん。選挙公報ではもっとも納得のいく内容でした。人物になじみがないので今後の見極めが必要です。
　維新の会はすこし期待したのですが選挙公報に候補者のプロフィールがありません。それでなくとも正体が掴み兼ねる政党なので判断の下しようがありません。
　選挙公約のなかで原発問題とTPPの是非を掲げているかたもいますが、はたして選挙民が判断を下せる問題でしょうか。なにもかも民意を質し、その通りに行うことが民主主義なのかはなはだ疑問です。
　かつての国政選挙では体制の選択を念頭におき投票がおこなわれていた時もありました。いくら期待がもてそうな選挙公約を掲げられても、体制を転換させることを党是としている政党には投票する気にはなりませんでした。それを考えるならば選択が複雑になったかもしれませんが、やりがいのある投票かもしれません。