下目黒日録　１２月１日

　
　目黒駅東口にある「讃岐茶屋」は通いはじめて２０年になるうどんやさんです。店名でわかるとおりさぬきうどんのみせです。しかしここのところカレーうどんが有名となり店内はいついってもカレーの匂いで満ちています。そんな匂いに誘惑されながらももっぱら私はお出しの効いた讃岐うどんを注文します。
　そんなお店のご主人が今日はかづ屋におみえになりました。少し仕入れ素材の話をしていたら、最近は煮干しが安定しないとおっしゃらていたので、私の仕入れ先である亀山商店を紹介しておきました。
　かづ屋の煮干しは瀬戸内海産を使用しています。そのなかでも尾道から愛媛県の今治にかけての海域、今はしまなみ街道と呼ばれている一帯で採れる煮干しをおもに仕入れています。仕入れ先の亀山商店は尾道の問屋さんで、このあたりで最も大きな海産物問屋です。尾道在住の友人に紹介していただき取引が始まりました。そのせいもあってか破格の値段で良質な煮干しを送っていただいています。