よそいち@人形町
よそいち
ブログ
人形町は洋食の老舗「キラク」から流れたお店です。
かの名店の創業者の長女が此方の主人であり調理人であるようです。元の老舗は末娘の方が調理人を雇い暖簾を守っているようです。独立開業は様々な確執の末であるような話が聞こえます。
そんな雑音を少しばかり頭の隅に置きながら行ってみましたが、この店には幾らか驚かされる処があります。まずは調理をされるのが女主人であることと、さらにお歳がそこそこいかれている事。お見受けするに私よりも一世代上かもしれません。そしてそのご主人の動きの滑らかな事。オープンキッチン越しに仕事をつぶさに見せていただきましたが、相当の場数を踏まれた熟練を感じます。
後に調べましたが、先代のお父様と厨房で並んで仕事をされていたようです。そうであるならば、創業者の作った「キラク」の味を継承されているのはこの女主人でであるようです。
いただいた料理は、名物ビーフカツ、そのハーフサイズです。サクッと揚がったカツは歯ごたえも優しく、肉も柔らかです。いただいた後にフルサイズで注文すればと後悔するほど、軽快に食の進む一皿です。
多分、来週もこちらにおじゃまする事になるでしょう。